タイで自給自足のエンジニアリングを考えてみる(その1)水

今日は、先日の日本の友人への問い掛けを起点に、タイの居住空間から色々と考えてみました。
視点としては、
1、タイ生活で自給自足をする。
2、タイ生活で必須なものは何か?
3、タイ生活でこんなものが有ればいいな。
まず最初に、
その1として、「水」を考えてみたい。
タイの田舎では、もしくは、昔は「かめ」に雨水、もしくは河川の水を溜めて使っていたので、自給自足ができていたと言えるが、現在はこんな不便な生活はできない。
世界中に水道管が地中に設置されて、欲しい時に、欲しいだけ水を当たり前のように使える様になっているが
世界にはまだ、水道がない地域も沢山ある。
更に、自給自足の視点に立てば、遠距離の浄水場から、送水管で送るのは無駄。
ある意味では、電気と同じく、head lossが大きい。
電気の太陽光発電のイメージがある。
(過去の水記事を参考までに)


そこで、ステップを踏み考察してみたい。
(1)水源・・現在は基本的に①水道水②雨水③地中水
(すべての家庭で使えるわけではないが④河川水⑤海水)
そして、新たな視点としては、⑥大気中の水分
(2)貯水・・タンク、「カメ」、プラスチック容器など。
(3)送水・・菅、バルブ、ポンプなど
(4)用途・・飲水、調理水、食器洗い水、洗濯水、シャワー水、庭水、トイレ水、洗車水など
これらについて、我が家の水を自給自足の観点から考えてみた。
まず、第一ステップとして、水の品質レベル
①自然水でよいもの・・トイレ水、庭水、洗車水、洗濯水
②高度な殺菌、高レベルな水・・飲料水(そのまま口にするもの)
③水道水レベルの濾過された水・・調理水、食器洗い水など
こんな具合ですが、
①は、特に処理が不要、例えば、雨水でも、フィルターを通した地下水でよい。必要量のタンクと送水ポンプを準備して、トイレ用の新たな配管を設置すればOK。
②は、飲料水(ペットボトル)でOK。タイでは、お店の外にウオーターサーバーがあり、必要量買うのも可能。
従って、ここでは、③の水を用意する事を考えればよい。大した量ではない。
これを前提に、考えてみた。
次に第2ステップとして、我が家で使用する事を前提に、
(1)水源は雨水と地下水とエアコンのドレン水であるが、極普通に考えれば、やはり、屋根の「雨水」を樋で集めて、タンクに保管して利用する。結局、①の自然水を雨水にして、共用すればよい。
流しの蛇口前に浄水器を設置して、③として利用する。
次に第3ステップとして、雨水を、水道水並みにする浄水器はあるのか?
探してみた。
ありました。それ程特殊ではなさそうですね。
1、逆浸透膜浄水装置
2、活性炭濾過浄水装置
最後に、雨の降らない乾季はどうするか?
私のアイデアは、タイでは年中冷房にエアコンを使う。従って、乾季であってもドレン水がある。これを集めてたら、
どのくらいの量が貯まるのか?まず、今年の乾季11月〜3月にドレン水を貯水してみようと思う。
これで、不足の場合は、「地下水」へのトライを検討しよう。
今日のジュディは、
また、横で寝ています。