タイで給水ポンプラインの修理。ポンプの発停が止まらない。
数日目から、「ポンプの異常現象」、瞬停(正確には発停、数秒運転、数秒停止)の繰り返しが起きた。水を使用していないにも関わらず、この繰り返し。
早速、原因調査。
1、配管の水漏れなし
先ず、庭の配管、蛇口などを全て調べたが、大きな水漏れはない。後は、地中配管であるが、ここは、配管部分が破損していれば、顕著な水漏れが地上に出ているはずと調査したが、見つからず。
タンクがフルになった時点でも、発停を繰り返す。
最後に、タンクへの給水を止めてみた。
何と、ポンプが停止した。
給水を停止したまま、水を使用すると、ポンプが送水を開始し、水の使用を止めると、ポンプが停止。正常な作動。
再度、タンクへの給水を開始すると、水を使用していないにも関わらず、また、ポンプが異常発停止。同じ現象。
2、給水回路のチェックと原因推測
この状態で、タンク給水回路を確認してみた。よく見ると、給水回路の途中に配管が枝分かれしている箇所を発見した。
この回路は何だろうと思い、タンク周辺の地面を掘り起こして、配管のつなぎを確認した。
どうもポンプの吐出配管と繋がっているようだ。
(複雑怪奇にクランク状に何回か曲がって、その後、ポンプの吐出配管から家の中に入る送水管と繋がっている)
ここで、考えてみました。
市から供給される市水の圧力が低いために、タンクとポンプで2階以上に加圧送水するのがタイの方式。
もし、ポンプなどの故障で加圧送水ができなくても、一階部分には、市水の圧力で水の供給ができる。
(圧力が弱く、給水量は少ないが、緊急時は助かる)
そうです、この目的で、タンク給水の回路を分岐して、ポンプの吐出配管とつなげて、ポンプ故障時の
緊急送水ができるようにしているのでした。
ポンプが発程を繰り返す時に、この枝分かれ配管から、「シャー」という音が聞こえていました。
ここで原因を推測しました。この回路の逆流防止弁が壊れて、ポンプの高圧水がタンクの給水側に戻り、
発停を繰り返しているのではないかと。
(壊れた 逆止弁・チェックカー)
3、修理完成
早速、いつもの日曜大工店「Homepro」に行き、逆流防止弁と関連配管を買ってきて、取り替えました。
そして、電源を入れて確認、無事ポンプの異常発停が止まりました。ホットしましたね。
水回路の異常は、家事、洗濯、庭の植木の維持に欠かせません。
実は、この交換した新たな逆流防止弁回路に、次の異常時の対応が給水を止めずにできるように、ストップバルブを
追加しました。私の好きな「事前の策」です。
今日のジュデイは、
ドックフードを食べています。
そして、満足して昼寝ですね。