ブッダの国タイの国民性(柔軟性と強さ)はいいね。実は、国歌の中にも示されています。
タイの国歌の中身(意味)を知っていますか?
TVでも、街頭でも毎日歌われますが、新ためて、歌詞を読んでみました。
実は、本当に、タイの人たちの、歴史と考えかたがよく理解できる内容になっています。(Wikipediaより転載しました。この日本語訳が正確であるかわかりません。間違っているようであれば、ご容赦下さい。)
以下
タイ国は国民であるタイ人の血と肉でできている
タイの領土全土は総て存続する
タイ人は純粋であるから
調和を愛し 平和を愛す
しかし、戦争となっても恐れはしない
(タイの)独立は誰にも犯せない
(戦時にはタイ人が)一滴の血をも残さず捧げるであろう
タイ人が国を勝ち抜き再びの勝利が得られるまで
万歳!
素晴らしい内容ですね。
この辺りが、第二次世界大戦の前も後も占領されずに、独立を維持した国の礎なんですね。
日本は、海に囲まれた極めて、特殊な国ですね。
対外的に国を守りやすい環境ですね。
でも、タイは、陸地で、他国と接している、極めて普通の国ですね。
何千キロもある国境を守るのは容易ではない。
この中で、独立を維持している。
この国歌の中の以下の文は、特徴的ですね。
タイ人は純粋であるから、「調和を愛し、平和を愛す」
素晴らしいですね。
普通であれば、「争いを好まず、平和を愛す」となりそうですが、
「調和を愛す」
バランス感覚を最も大切にするという事ですね。
素晴らしいですね。
タイでは、本当に、争いと許容が、無知なる心と、有識の心がお互いに、
自然に理解し合う普通の世界が出来ていると思います。
政治的対立、暴力的占拠、デモなど争いは、日常的にありますが、多くの命を奪うような、非人間的な対立は少ない。
アメリカを始め、EUなどから民主化要求、批判がよくありますが、
私は、これがよく理解できないほどに、民主主義が浸透していると思います。
タイの人たちは真剣ですね。
私は、この背景に、仏教の思想がしっかリ生きていると思います。
人間だから、争いはある。
しかし、命の大切さは同じ、お互いに、尊重し合う。
ブッダは言う。
人間の持つ基本的な煩悩は「三毒」つまり「貧り、怒り、愚か(無知)」である。
人から悪口を言われても、意地悪されても、恨みを抱かないこと。
又、怒る以上の不幸はこの世に存在しない。
賢い人は、怒りを捨てて、今お互いに争いを利益に変えることができる事に集中すると。
全ての人が理解できているとは思わないが、タンブン思想(慈悲とお布施)が生きているのは確かである。
私も、「慈悲の心」と「利他の心」を信じています。
さて、今日のチウは怒りを忘れて寝ています。
ジャイエン、ジャイエン(怒りから忍耐、我慢の心)