タイにもこの頃は四季がある。昨年度の冬は、我家の庭(バンコク近郊)で、冬14℃を記録。今年度はまだ、21℃。
私は、三十数年前からバンコクの気候は知っているが、この2〜3年はは冬ができた
ような気がする。
タイは、常夏の国でクーラーに相応しく、エアコンは冷房専用が一般的。でも、
この数年の冬の気温が下がり、お年寄りの方(私も含む)には、暖房機を欲しがる。
特に、軽装のための、手足が冷える。
もしかしたら、近いうちに、冷暖房のヒートポンプエアコンが売れるようになるかもしれないと思っていた。
世界の気候は、CO2などによる温暖化の影響と、太陽系地球の長期サイクルの寒冷化の両方の影響を受けて、異常な環境が起こりつつあるのかなと感じていました。
日本は、夏の40℃を越す高温、タイは、3年前に17℃、2年前に16℃、昨年度は14℃の低温。
こんな事を感じざるを得なかった。
こんな事を思って、この原稿を書き始めて、この年の様子をみていましたら、
なんと、今年は、例年並みの21℃がこの2月までの最低気温。
今はもう夏(4月)に向けて一直線。
タイの寒い冬は終わったようですね。
でも、ここ数年の、温暖化現象と異なる寒冷化気温のタイ。
昨年の夏の最高気温(私の家近郊)は37℃、以前は、40℃を超えることも度々あり、
注目していました。
昨年の日本の異常に高い気温の情報を聞くたびに、タイの気温は、どこまで上がるのか想像してしまいます。
昨年度の冬の低温と夏の低温。
今年の冬は高温の冬。今年の夏はどこまで高温になるのか?
心配ですね。
話は少し変わりますが、
タイの人たちの行動基準、服装は昔に比べて、随分変わりましたね。
タイの人は、暑いので、日陰を伝いながら歩くのが常道でした。
今の人たちは歩きませんね。
冷房車(バス、ミニバン)、ピックアップトラック又は、モーターサイクルタクシーを利用しますね。
服装も、冷房温度が低いので、長袖、上着の常備が必要ですね。
事務所は勿論、デパート、モール、ショッピングセンターでも必須です。
お店でも、長袖、上着は1年中売っています。
従って、少々の気候変動には強いかと思いますが、
大雨、洪水などの自然災害が心配ですね。
2011年の大洪水の時、
私はタイに旅行で来ていました。
毎日10kmくらい床上浸水の地域が拡大していく、恐らく、日本の関東全体が床上浸水したような感じでした。
ゆっくりとした洪水ですから、水に流されてしまう危険はありませんが、感電で多くの人々が亡くなりました。
また、床上浸水の期間が1ヶ月以上続きましたから、産業、工場は操業停止、食料調達難、伝染病対策など、多くの問題が発生しました。
床上浸水が1ヶ月以上続くということを想像してみて下さい。
ぞっとしますよ。
汚水が家の内外に浸食して、1ヶ月経過すると、本当に臭い。
ハイターなどで洗浄しても、色がぬけない。
結局、木製のドア、移動のできないベッドなどは取り替え、壁は塗り直し、悲劇的ですね。
ブッダが生きた時代は、大昔。それから、ぞっとするような自然災害が起こり、
映画でも放映されました。地震、台風、洪水、これらは、必ず起こり、人類に試練を与えています。
更に、戦争、争いの不幸も無くなりません。
人間の嵯峨なんて言っていられません。
どんな時にも、欲張らず、利他の心を持って、行動しましょう。
特に、自然災害の時は、当たり前のように、こうした行動が見られるようになりました。人類は進歩しています。
さて、今日のチウは、私の思いを抱いているように、静かに顔を隠して寝ています。
ナーラックチャンルーイ(とても可愛い)、この状況が、永久に続くかのように、
寝ています。