タイの地誌概要。日本との意外な共通点と驚きの広さ、そして人口集中。

タイの地誌

今日はタイの地誌概要について紹介します。

ただ、普通の地誌は、ネットで見れば詳細は出ているので、
ここでは、私が驚き、意外に感じた所のみ述べたいと思います。

既に、面積、人口などは報告済みですが一応おさらいですね。
面積 約51万m2(日本の約1.4倍)
人口 約69百万人(日本の約半分)
77の県(จังหวัด チャンワット 、Changwat, Province)
インドシナ半島で、ラオス、ミャンマー、カンボジア、マレーシアの
4カ国と国境を接する。

地域を大きく分けて、5つの地域に区分されています。
北部は、チェンマイ、チェンライのある気候温暖な地域。ミャンマー、ラオスに接する。
東北部、ラオス、カンボジアと接する農業地、イサーンと呼ばれている。
中部は、首都バンコク、遺跡アユタヤ、「戦場の橋」で有名なカンチャナブリーのあ るミャンマーに接する地域、中心部。
東部は、観光ビーチパタヤ、ライオン、チャーン島などがあるカンボジアに接する地域。最近は、タイの工業地帯へ変わりつつある。
南部は、プーケット島、ピピ島などの観光地があり、マレーシアに通じる半島部。

さて、本題ですが、纏めると、
1、タイの南北距離は、日本と同じくらい、約2000kmもある。
2、チャオプラヤー川流域の10m以下地帯は、関東地方全体よりも広い平地。
3、タイで一番高い山は、2565mと意外と高い。
4、チャオプラヤー川流域面積は、利根川流域の何と10倍ある。
5、首都バンコクの首都圏人口は約1600万人、一方、第2の都市ナコンラチャシーマーの人口は、たった20万人。
番外、近年バンコク周辺では「四季」が出来つつある(私の勝手な感想)。冬の最低温度14℃。

1、タイは北部から南部最先端迄、何キロあると思いますか?
びっくりしますよ。実は、日本の北海道の宗谷岬から、九州最南端の
佐田岬迄(1880km)とほぼ同じ距離です。

(表紙のタイ・日本地図を比較してみてください)

日本は南北に長い島国と言われていますが、
タイも南北に長い。
北部のチェンライ、メーホーソンから南部のナラティーワート迄は約2000kmもある。

(東西は約900km、東北部ウボンラチャタニから、中部のカンチャナブリの間)

2、チャオプラヤー川流域は、バンコクを中心に、10m以下の平地が巨大です。
関東地方全体よりも広い地域です。驚きです。
2011年の洪水も、人災か(?)とも言われていますが、ダムの調整を少し
間違うと、また、この地域が洪水の危険に合います。

3、タイで一番高い山は、北部にあり、2565mです。インタノン山(ドーイ インタノン ดอยอินทนนท์)です。
これも、日本の3000m級の高さに匹敵しますね。
10m以下の土地が巨大な一方で、こんな高い山もあるんですね。
場所は、北部チェンマイの近くでミャンマーと接する方向にあります。

4、タイで一番大きい、長い川は、チャオプラヤー川です。
巨大です。日本の最長信濃川、流域面積最大の利根川と比較してみました。
長さ 372km ⇄ 信濃川 367km ほぼ同じ距離 (利根川 322km) (世界一長いナイル川は 6650kmと桁違い)
ここで、実はですが、チャオプラヤー川は川の途中の合流点までで、その上流
にナーン川(390km)とピン川(569km)が分岐するので、結局、
長さの合計は最長941kmもあります。信濃川の2倍以上の長さですね。

流域面積 16万km2 ⇄ 利根川 1.68万km2 何と10倍ありますね。 (信濃川 1.19万km2)(世界一流域面積の大きいアマゾン川は700万km2と桁違い)

5、都市人口は、
最大のバンコクが約800万人、首都圏人口約1600万人 ⇄ 東京 約1400万人、首都圏人口約3700万人
第2の都市ナコンラチャシーマー が約20万人、第3の都市チェンマイも約20万人
とバンコク以外は大都市といわれるものが無いのもタイの特徴

まあ、こんなところですか。
結構共通点があるでしょう。
また、意外なところも多いでしょう。

意外なという点では、私のタイ在住期間で感じた事、
熱帯、亜熱帯のタイの気温です。
最高気温は流石に、夏の39〜40℃はありますが、夏でも平均は35〜36℃。

注目は冬です。
過去の経験では、最低温度25〜26℃の記憶がありましたが、
ここ数年は、17℃、一昨年はなんと14℃を記録しました。

温暖化が注目されている時に、タイでは低温記録。
私は、友人にタイでは最近、「四季」ができたと言っています。
(以下の私のブログ記事を参照方)

地域ごとの見どころを別の機会にまとめてみます。

チウの思い出の写真
クッションに頭を載せて寝ているところ。

ムチュー

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日本で定年退職後、タイにロングステイ、タイと日本の往復、男性です。 また、タイへは、過去に仕事とプライベートで何回も来た経験があります。 しかし、タイ人の居...

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